ROKIに入社したのは会社の規模感と海外展開のスケールに魅力を感じたからです。ROKIの海外売上高比率は約70%。全世界で約5,500名の社員が働く大きな会社ですが、国内に限れば、お互いの顔と名前が一致するくらいの規模です。そのため、会社として非常に一体感があり、かつ、成長の機会はグローバルに広がっています。充実したキャリアを送れると感じました。入社後は営業部に配属され、国内の大手自動車メーカーにROKIの製品を使っていただくため、必死で努力しました。チーム一丸となり製品を受注するプロセスはスポーツのようで、大変ですが、やりがいも感じました。
私が仕事をする上で何よりも大切にしていることは、信義にもとる行為はしない、ということです。全ての仕事は相互の信頼関係に基づいています。たとえ効率的に見える方法があったとしても、信頼を損なう可能性が少しでもあれば、自分が正しいと信じる道を選びます。そのため、仕事ではしばしば衝突することもあり、「生意気なやつだ」と思われたこともあります。しかし、愚直に正しいと信じる道を貫き通すことで、いつしか他部門やお客様から信頼される人間になることができました。また、現地現物の姿勢も忘れないようにしています。製品のコストについて議論する際も、現場で発生している事実を基にロジカルに意見を述べる必要があります。机上の理論ではなく、現場視点のリアルな発想をすること。泥臭いですが、営業として大切なことだと思います。
昨年末にアメリカ・デトロイトのブランチオフィス(営業所)に出向となりました。いつかグローバルな仕事に携わりたい、と考えていましたが、ついにその機会がやってきました。役職はアシスタントマネージャー。初めてのマネジメントを初めての海外で。チャレンジングな仕事です。国内では一営業担当の視点で仕事をしていましたが、現在は北米におけるROKIのプレゼンス向上、受注拡大まで視野に入れて仕事をする必要があります。今この環境の中で、自分が果たすべき役割は何か、どのようなインパクトをROKIのビジネスに与えられるのか、こうしたことを模索しながら日々の仕事に取り組んでいます。入社10年にも満たない自分にこのような機会を与えてくれたことに感謝し、駐在期間中にできるだけ大きな成果を残したいと考えています。